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2016年6月7日火曜日

音程とは 半音が命!!! part3

さて、続きです。

(vii)4度

4度も1度、8度と同じく振動数を簡単な整数比(3:4)で表せられるので、協和音程の仲間であり、完全協和音程と呼ばれています。


なので、4度も完全4度と表記します。





・・・ん?なにやら画像の中に赤い音符がありますね。

実はこの赤い音符、他の黒い音符と何かが違います。

さて、それはなんでしょう?
ヒントは半音ですよ!!
答え↓


























わかりましたでしょうか?

黒い音符の4度は半音が5個で完全4度なのですが、

赤い音符の4度は半音が6個ありますね!!

これは完全4度ではありません。
完全4度より二つの音の距離が遠くなった増4度と呼ばれます。




増(ぞう)4度?!なんじゃそりゃ!?って感じですよね笑。こちらの説明は5度の説明が終わったあとに紹介していきます。


ここが以外と見落とすポイントです。
しっかりおさえておきましょう。




(viii)5度


5度の方も簡単な整数比(2:3)で表すことができ、協和音程、かつ完全協和音程に分類されます。
5度と言うのはギターでいわゆるパワーコードのことです。

こちらも4度と同じように完全5度と呼ばれて・・・



あ、また最後に赤い音符がありますね。


こちらも見てみると黒い音符は半音が7個なのですが、
赤い音符はまたもや6個ですね。



こちらは完全5度より二つの音の距離が縮まった減(げん)5度と呼ばれます。



さあ、この増音程と減音程とは一体なんなのかご紹介しましょう!!





3.増音程と減音


(i)長音程、短音程

最初に今後出てくる変化記号について説明していきます。

変化記号・・・音を半音上げたり、下げたりする記号

変化記号は全部で4つあります。


#(シャープ)・・・半音上げる
♭(フラット)・・・半音下げる
x(ダブルシャープ)・・・半音2つ分上げる
♭♭(ダブルフラット)・・・半音2つ分下げる


※ダブルシャープの記号は実際にはxではありません。特殊な記号なので表せませんでした。すみません。


まずはこちらです。

左の音程は長3度(半音4個)、

右の音程は2つの音の距離が長3度より縮まっているので、こちらは短3度(半音3個)になります。

続いてはこちら。

左はシャープを無くせば長3度ですが、ミが半音高くなっています。すなわち距離が長3度より長くなっているので、こちらは増3度。

右は元々はフラット一個で短3度だったものを、ダブルフラットによってさらに半音分距離が縮まっているので、減3度となります。


まとめるとこのようになります。



               
                          減↔短↔長↔増

となります。



(ii)完全音程


こちらはまとめるとこうなります。



                                減↔完全↔増

となります。


ここで気を付けるところは1度です。


これ、減1度ってつい言っちゃいそうじゃないですか?


一旦整理してみましょう。
完全1度は半音がひとつもありません。
すなわち「減」とついてますが、半音下がったことにより2つの音の距離が広がりました。



したがってこの場合は増1度なります。



音程には減よりさらに狭くなった重減(じゅうげん)

増よりさらに広くなった重増(じゅうぞう)というものがありますが、覚えなくていいです笑。




 全三回に分けてお届けした音程の話、いかがでしたでしょうか?


これをふまえて次の項目にすすみます。
次は音階(スケール)の話です。


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