メロディーとともに大事になってくるコードを1から100までお伝えします。
さてまずはコードというのはいったいなんなのだろうかということなのですが、
高さの違う音が同時に鳴らされた時に響く音のことを言います。
例えば、ド、ミ、ソの音が同時に鳴らされてできた音が一種のコードです。
3つの音が同時に鳴らされてできたコードを「三和音(さんわおん)」といい、
四つの音が同時に鳴らされてできたコードを「四和音(よんわおん)」といいます。
今回は三和音を徹底的に紹介していきます。
三和音は全部で五種類あり、
・長三和音
・短三和音
・増三和音
・減三和音
・四度掛留和音
の五種類です。
さて、まずは長三和音から紹介しましょう。
・長三和音(ちょうさんわおん)
まずはじめにこれです。一般にはメジャーコードともいわれています。
まずはコードはどのように構成されているのか見ていきましょう。
例としてC Major chordを選びました。
基本的には一番下の音がそのコードの基となる音です。その音を根音(こんおん)またはルートといいます。
真ん中の音を第三音、一番上を第五音といいます。
基本的にはどのコードも三度ずつ音を重ねていくものだと思ってください。
ここで、☆三つつけるほどの重要項目があります!!
それは根音と第三音、第三音と第五音がそれぞれ長三度なのか、はたまた短三度なのかを見極めることです。
メジャーコードの場合はどうでしょうか。
ドとミ、ミとソはそれぞれ何三度でしょうか。
↓
ドとミの間には全音が2つです。すなわちこちらは長三度になります。ミとソの間には全音が一つと半音が1つです。こちらは短三度になります。
音程の判別を忘れたいた方はこちらの記事と一緒によければ照らし合わせてください。
http://mrpianoman0620.blogspot.jp/2016/06/part2.html?m=1
ではもう一つコードを見てみましょう。
これはD Major chordです。
こちらも根音と第三音、第三音と第五音がそれぞれ何三度なのかをチェックしましょう。
今回はファの音に#がついています。音程の判別をする際に変化記号(#、♭など)がついていると少し戸惑いますが、一端#を無くして考えてみましょう。
レとファの間には全音と半音が一個ずつ、すなわちこれは短三度ですね。
ファとラの間には全音が2つ。こちらは長三度となります。
そしてファに#をつけることによって、レとファの距離が半音分広がりました。よって全音が2つになったので長三度にかわりました。
図で表すとこんな感じです。
←←←←全音+半音→→→→
レーーーーーーーーーーーファ
#がついたことによって
←←←←全音+半音→→→→←半音→
レーーーーーーーーーーーファーーファ#
になりました。
こんなかんじです。
続いてファとラですがこちらはファに#がついたことによって半音分狭まりました。よってこちらは短三度になります。
こちらも図解します。
←←←←全音2つ→→→→
ファーーーーーーーーーーーラ
これが#によって
←半音→ ←←←全音+半音→→→
ファーーーファ#ーーーーーーーーーラ
となりました。
実はこれはどのメジャーコードも必ず根音と第三音は長三度、第三音と第五音は短三度なのです。
これでどの音をルートにしてもメジャーコードが作れるようになりましたね♪
あと僕なりの作り方も一つ紹介します。
まずはMajor scaleを用意します。
今回もC Major scaleをつかいましょう。
このC Major scaleの一、三、五番目の音を引っ張り出して積み上げてみましょう。
あっという間にC Major chordが完成です。
覚え方はどちらでもいいと思います。
自分が分かりやすい方法であれば。
またこれ以外にも覚え方はまだまだあると思うので、独自に考えてみてください。
・短三和音(たんさんわおん)
こちらはマイナーコードとも言われます。メジャーコードが明るい響きをするのに対して、マイナーコードは暗い響きを持ちます。
こちらもメジャーコードと同じように三度の積み重ねが重要です。
短三和音の根音と第三音の音程は短三度、第三音と第五音の音程は長三度になる。これはどのマイナーコードにもあてはまる。
簡単にいえばメジャーコードと積み上げ方が逆なわけです。 ではこちらをどうぞ。
C Major chordです。これをマイナーにしてみましょう。
ドとミの音程は長三度でした。
すなわちドとミのどちらかに変化記号をつけて短三度にしてあげればいいのです。
ただしドはルートなのでこれを変化させるとコードネームまで変わってしまいます。なのでこの場合ミに変化記号をつけます。
#をつけると半音分広がってしまうので、♭をつけて半音分狭めます。
よって全音が2つだったものが、全音+半音になり短三度になりました。
続いてミとソ。こちらはもともと短三度でしたが、ミに♭がついたことによって半音分低くなり、全音+半音立ったものが全音2つ分になって長三度になりました。
以下が完成形です。
こちらが C Minor chordになります。
すべてのマイナーコードは根音と第三音は短三度、第三音と第五音は長三度になります。他のコードでもやってみましょう。
・増三和音(ぞうさんわおん)
増三和音はオーギュメントコードとも呼ばれています。
メジャーコード、マイナーコードに比べて不思議な響きを持っており、曲のアクセントとして使われることが多いと思います。
こちらは
根音と第三音、第三音と第五音の音程は常に長三度になる。
となります。
すなわちメジャーコードの第五音を半音上げてあげることで出来上がります。
・減三和音(げんさんわおん)
こちらはマイナー♭5コードともいわれます。
このコード単体で使われていることは少なく、これをベースにした四和音で使われることが多いです。
こちらも法則性があり
根音と第三音、第三音と第五音は常に短三度である。
となります。
マイナーコードの第五音を半音下げてあげることによって出来上がります。
・四度掛留和音(よどけいりゅうわおん)
長ったらしい名前ですが、普通はsus4(サスフォー)とよばれます。
コード第三音が三度の代わりに四度になり、メジャーともマイナーともとれない独特の響きを持ちます。
基本的にはsus4→メジャーコードという進行が多いと思います。
掛留というのはぶら下がった音という意味です。C Major chordを使って説明します。
C Major chordに向かうコード(ここではF Major chord)の一部の音が変化せずにそのままぶら下がった状態になって、Csus4が生まれました。これがぶら下がったという意味になります。
そしてぶら下がった音を本来の音(ここではミ)戻してC Major chordに戻りました。
こちらも単体で使われることはほぼありません。
・コードネーム
それぞれのコードにはコードネームがあり、それぞれ決まっています。
・メジャーコード→C C△ Cmajなど
・マイナーコード→Cm C- Cminなど
・オーギュメントコード→C(#5) C+ C+5など
・マイナー♭5コード→Cm(♭5)など
基本的にはこんなかんじです。どれを使ってもOKなどで自分が好きなやつを選びましょう。
さて長くなりましたが、これで三和音は終わりです。次回は四和音について紹介しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿